製品情報

TTIO-TGシステム紹介

無線式同期トリガジェネレータ
  TTIO-Trigger Generator(TTIO-TG2)<開発中>

GPSデータが受信不可能かつワイヤリングが難しい環境での同期計測に

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TTIO-TGは、独自技術である無線時刻同期機能を備えたトリガジェネレータです。
Wi-Fi環境下で、複数のTTIO-TGが1μsecの精度で時刻同期することが可能です。
時刻を基にしたタイミング制御はハードウェアが行うため、正確です。

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特徴

1.Wi-Fi環境でGPS, IEEE1588に迫る同期精度

TTIO-TGの時刻同期は,誤差数百nsという大変高い精度を持ちます.これはGPSと比べても遜色ない同期精度であると言えます。
Wi-Fiでのシステム構築が可能なため、GPSデータの取得が困難な、屋内や建築物密集地でも使用することができます。

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2.同期したトリガ・パルス列の生成が可能

複数台のサンプリング装置を連続して動かすと、それぞれが持つ水晶の偏差が誤差として累積してゆき、同期を維持できなくなってしまいます。
TTIO-TGは、時刻から位相を計算してパルスを出力します。このため,時刻同期された別々のTTIO-TGから,同一周波数,同一位相のパルス列を出力することができます。
TTIOが出すパルス列をサンプリングタイミングの生成に使えば、何時間でもズレることなく複数台のサンプリング装置を駆動できます。
つまりTTIO-TGがあればサンプリングクロックをワイヤーで結ぶ必要がありません。

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3.時間軸を用いた,トリガシーケンスの生成が可能

複数の機器を同時に動かす,というだけではなく,トリガを生成するタイミングをわざとずらすことも可能です。
機器Aをトリガしてから10us後に機器Bをトリガし,1ms後に機器Cをトリガする,というシーケンスも簡単に実現できます.複数の機器を用いた,複雑な測定に役立つでしょう。

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4.パケットロスがあっても正確にトリガ出力します

Wi-Fi環境下ではパケットロスは避けられません。このためトリガパケットをブロードキャストする方法では、トリガに失敗する機器が出てしまいます。
TTIO-TGは各ノードを正確に時刻同期させた上でトリガ生成「時刻」を指定する方式のため、パケットロスに伴う再送通信が生じても実際のトリガ生成タイミングは変動しません。
TTIO-TGは不安定な通信路であっても正確なトリガ信号を出力できます。

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無線LAN同期実測1

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概略仕様

項目 内容 備考
無線LAN 1ch 無線LANモジュール内蔵 IEEE802.11a/g
同期精度 +/- 500ns
外部トリガ入力 2ch
パルス出力 3ch
デジタル入力 6ch タイムスタンプ入力:4ch 外部トリガ入力:2ch
デジタル出力 6ch
アナログ入力(option) 4/2/0ch 入力レンジ:+/-10V 分解能:12bit
サンプルレート:500ksps
アナログ出力(option) 4ch 入力レンジ:+/-10V 分解能:16bit
サンプルレート:100ksps
Ethernet 2port LANトリガ入出力可
RS-232 1ch
入力電源 DC5V
消費電力 10W

※開発中につき、仕様は変更となる場合がございます。

パッケージ内容

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【例:スタートセット】
TTIO-TGマスタ + スレーブ + ソフトウェア

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