女性の働きやすさを求めて、
とても柔軟に変われる会社なんです

女性が活躍できる会社とは

“ ちゃんと正社員にしてくれました ”

── サンリツの社員は、正社員とパートである補助職社員とで構成されている。補助職社員は、社内規定によって正社員へステップアップする道があり、今回の出席者の約半数は、最初は補助職社員として入社し、後に正社員となった人たちだ。

黒川
私は求人情報に、正社員へのステップアップがあるという条件が書かれているのを見て応募しました。子供が小さいうちは補助職社員で、大きくなってから正社員化を希望しようかなと。
そうしたら、自分で考えていたよりもずっと早く、正社員になってしまいました。自分から会社に希望を出したわけでもないのに、会社から「そろそろなりませんか」と言われて、「えっ、もうですか!」とビックリしました(笑)。
求人情報に書かれてはいても、世間ではその通りにならない会社が多いので、内心では難しいかなと思っていましたけど、実際は逆でした。求人情報に書いたことは、ちゃんと実行してくれる会社だったんです。
高橋
私の後くらいから正社員登用ありの募集が増え、正社員になる方が増えましたよね。もちろん、正社員になるためにクリアしなければならない条件はありますけど。
私たちのころは、求人情報にちゃんと明記されていましたし、それが当たり前に実行されるという感じになっていましたね。
自分で判断して処理する場面が多く仕事はかなり任されます 自分で判断して処理する場面が多く仕事はかなり任されます

“ やりたい仕事ができています ”

── もちろん、女性社員たちは、待遇や福利厚生面だけがサンリツを選んだ理由ではない。何よりも、やりたい仕事があり、その仕事を任せてくれる環境が、女性社員にとって魅力があるという。

川口
私は、この中では転職していちばん日が浅いです。前の会社は組織が大きく、女性活用についての制度が非常に整っている会社でした。でも、サンリツに来ても、制度面での違いを感じたことはありません。違いがあるとすれば、前の会社は、男性が中心になって動かしている印象が強いのに対して、サンリツでは女性が発信しても大丈夫だし、それを受け入れてくれる文化があります。人数が少ないので社内が活性化しやすいですし、ひとりひとりが仕事を楽しんでいると感じました。就業ルールなど、色々な面での自由度が高くて、仕事がやりやすいです。
前の会社ではずっと機構設計の仕事をしていましたが、別の仕事に配置転換になり、どうしても機構設計の仕事を再開したくて転職してきました。今は、自分が望めば、やりたい仕事をいくらでもやらせてもらえる環境だと思います。
日隈
新卒で入社して7年目です。就職の時に学校の先生から、この会社が向いているかもって言われたんです。でも、サンリツがどんな会社なのか全然知らなくて、とりあえず話を聞いてみようと社長とお会いしました。
そこで「機構設計をやりたい」という話をしたら、「いいよ」と返ってきて、なんかそのまま決まっちゃいました。やりたいことをやらせてくれる会社はいいなと思って。なので、エントリーシートを何社にも出すような就職活動は、まったくやっていません。
学生時代は、高専ロボコン(全国高等専門学校ロボットコンテスト)に参加していましたので、機械を設計する仕事に就きたいと思っていました。九州出身なので、関東で働きたいなという動機もありましたけど(笑)。
学生時代、インターンシップに行った先が社員6人くらいの小さな会社だったんです。大きな会社だと専門分野が細かく分かれていて、製品開発の一部しか担当できないけど、小さな会社だと開発全体に関わることができて、いいなと。それで、大企業への就職は、最初から考えませんでした。

“ 女性を意識させられたことはないです ”

日隈
実際にサンリツに入社してみると、1つの製品開発を1人に任せてくれるようなプロジェクトが多くて、製品の色々な要素を自分で扱えるところが面白いですね。いまは、3Dプリンターがどんな製品に応用できるのか、実験を繰り返しているところです。
仕事は男女関係なくやっていて、女性だから何か扱いが変わるということはないですし、女性を意識させられる場面もないです。強いて言えば、会議の後、片付けで椅子を運んでいると、「女性はそんな重いものを持たなくていいよ」と言われることくらいかなあ。(出席者から「私は言われない!」の声あり、一同爆笑)
社内にはまだ女性が少ないですが、学生時代も女性が少ない環境でしたし、そこは気になりません。任せてくれるので、仕事の段取りは自分で考えて、残業しなくても回していける。働きやすいですね。
鈴木
私も新卒で入社して5年目。ハードウェアの回路設計を担当しています。サンリツには同じ学校のOBがたくさんいて、「働きやすい会社」だとの評判を聞いていたのが入社のきっかけでした。先生も薦めてくれましたし。
何かやりたいことがあって入社したわけではなかったのですが、仕事をしているうちに面白くなってきて、やりたいことも見えてきた。今はやりたい仕事をやれています。仕事を任せてくれるので、マイペースでやらせてもらっています。社長面談で、相談に乗ってもらえるのもいいですね。
社長との面談は年2回です。一応、「生産性の向上」とか「テレワークの課題」といったその時々の面談テーマがあって、自分の気付きなどを話す場なのですが、仕事で抱えている問題やその解決法、時には個人的な悩みまで、社員から話せば何でも聞いてもらえます。それで、何か仕組みや規則を変えたほうがいいとなれば、あっという間に変更されますね。
仕事をしているうちに面白くなってきてやりたいことも見えました 仕事をしているうちに面白くなってきてやりたいことも見えました
仕事は男女関係なくて、女性だから何か扱いが変わるということはないです 仕事は男女関係なくて、女性だから何か扱いが変わるということはないです

“ もっと女性社員の活用を ”

── 以前に比べて増えてきたとはいえ、サンリツ社員に占める女性の割合は、決して多くはない。もっと女性社員を増やし、活用する余地は大きいと、女性社員たち自身は考えている。

塚野
私は以前に勤めていた職場が、とても女性が活躍している会社でしたので、まだまだ活躍の場は広げられると思っています。例えば、坂さんや森さんが、もっと大きな責任を担うようになってもいいのかなと。
すでに態度は大きいよ(笑)。
でも、いま会社が女性活用を掲げてくれているので、それに乗っかってむしろ様々なことにチャレンジできる雰囲気はありますね。女性社員には、非常に気を遣ってくれているのが分かりますから。
小野
もっと女性社員が増えるといいな。服装が自由で、ジーパンとスニーカーで働いて構わないのも、職探しをしている女性にとっては大きいと思います。私が就活していたころは、求人情報に「女性大歓迎」と書いてあるだけで、心強かったですけど。
日隈
私たちの世代は、ずっと働くのが当たり前になっていますので、結婚しても、子供ができても、働き続けられる会社がいい会社ですね。
最近は、男性で育休を取った人もいます。すでにある制度はちゃんと使えますし、機能しています。
これは男性社員の例ですけど、病気療養で出社が難しくなった社員のために、それまではなかった在宅勤務制度を新設したことがあります。制度ありきではなくて、常に人の働き方を見ていて、何かあれば、働きやすいように柔軟に環境を変えていく会社なんです。これから、もっと働きやすくなるんじゃないでしょうか。
ページTOP サイトTOP