女性が活躍できる会社とは

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女性の働きやすさを求めて
とても柔軟に変われる会社なんです

【 女性社員座談会 】

サンリツオートメイションの女性社員たちは、やりたい仕事や、より良いワークライフバランスを求めて転職してきた人、男女関係なくノビノビと仕事ができる環境に魅力を感じて新卒入社をした人など、多種多彩。
女性社員たちに共通の実感は、1人の人間として仕事を任される責任感と、その仕事を自分の裁量でコントロールし、プライベートとバランスさせられる充実感だという。女性社員11人が、サンリツの仕事環境について語る。

[出席者]

  • 坂 寛美(生産管理部・主幹)
  • 藤堂 祐夏(生産管理部)
  • 森 ゆりか(営業部・主任)
  • 登 絵理(営業部)
  • 塚野 理恵子(営業部)
  • 日隈 麻衣(開発一部)
  • 川口 佑子(開発一部・主任技師)
  • 小野 美香(開発二部)
  • 鈴木 七海(開発四部)
  • 高橋 真理子(管理部)
  • 黒川 朋子(管理部)

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“ 育児のために仕事のやり方を変えました ”

── 現在のサンリツオートメイションは、女性が働きやすい会社として社員からも評価されている。しかし、かつては日本の多くの企業と同じく、職場に昭和の慣習を色濃く残していた。それを変えてきたのは、女性社員たち自身の意欲と、それに応えた社内の柔軟性だった。

最近は、女性が働きやすいような社内の環境が整ってきましたけれど、私が新卒で入社した二十数年前は、女性は当番制でお茶くみや湯呑み洗い、朝は出勤したら皆さんの机を拭くといった習慣が残っていました。新卒なので、他の会社のことも知らず、そんなものかなと当時は思っていました。技術職での採用でしたので、仕事そのものには、最初から男女の差はありませんでした。
坂さんから10年遅れて入社しましたけど、その頃は、机拭きはなくなっていましたね。でも、給湯室での湯呑み洗い当番はまだ残っていました。坂さんと私とが、そういうことを経験した最後の世代で、それ以降は会社の体制が大きく変わっていきました。
私は入社してから産休育休を経験しました。しかも、立て続けに2回も(笑)。
社員の産休育休としては2番目のケースだったんですが、先に取った方がいらしたので、休みを取ることそのものへの不安はありませんでした。
でも、仕事に復帰して子育てしていく上で、どうしても自分が抱えている仕事量だと定時には帰れない。それで、仕事のやり方をどんどん改善して、こなせるようにしていったんです。
それまでは紙ベースだった書類をデジタル化して、エクセルでマクロを組んで、書類の処理を効率化したり、色々とやりました。私がどんな問題を抱えているのか、上司も同僚もちゃんと聞いてくれるし、改善して変えていくことを聞き入れてもらえる環境がありましたね。現在の鈴木社長になってから、変化のスピートがさらに上がったと思います。
黒川
私は転職でサンリツに来ましたけど、良くも悪くも組織的ではない、非常に柔軟性が高い会社だと感じました。社則も頻繁に変わります。
一同
(笑)

“ この会社と早く出会いたかった! ”

黒川
こんなこともありました。子供が小さいので、最初は補助職社員として入社したのですが、当時の補助職社員には半休制度がありませんでした。でも、子育てをしていると、どうしても半日だけ休まなければならない時がある。そのことを会社に話したら、あっという間に補助職社員の半休制度ができたんです。私のほうがビックリしました(笑)。
会社のトップとの距離の近さは、以前に勤めていた会社では考えられないことでした。そんな文化も働きやすさのひとつだと思います。それに、勤務形態がコアタイムなしのフレックスタイム制ですから、家庭との両立は非常にやりやすいです。
小野
私も転職組です。以前に勤めていた会社では、残業が少なくても月に60時間くらい。夜中にも仕事の電話がかかってくるような生活でした。家庭との両立は難しいので結婚を機に退職したのですけれど、子供2人が幼稚園くらいになって、いざ仕事を再開しようとすると、仕事がないんですね。派遣会社の人から、「幼稚園児が2人いると、仕事はないよ」と言われたりしました。
それでも、パソコン教室の講師の仕事をようやく見つけたのですが、講師の仕事って授業のカリキュラムが組まれているので、子供がインフルエンザにかかっても休めないんです。ちょうど遠くの教室で授業をしている時に東日本大震災が起きて電車が止まり、幼稚園のお迎えに行けず、途方に暮れたこともありました。
これ以上はムリと思って、また転職先を探していくつかの会社を受けたのですが、面接では「小学生の子供がいると、PTAで会社を休んだりするの」とか、あまりいい顔をされないんです。子育てしながら働くのは、こんなにも大変なものかと思い知らされました。
でも、サンリツを受けた時は、子供が2人いますと言っても、「ああ、そうなの。だったら仕事の調整をしてあげるね」という感じ。この会社と、もっと早く出会いたかったあ、あんなに苦労しなくてすんだのに! と思いました(笑)。
良くも悪くも組織的ではなく、非常に柔軟性が高い会社だと感じます 良くも悪くも組織的ではなく、非常に柔軟性が高い会社だと感じます

“ キッズルームは楽しかったみたい ”

── 子育てに対する柔軟性は、2020年に日本を襲ったコロナ禍でも発揮された。3月2日からの全国一斉休校が決定すると、その日から社内の1部屋をキッズルームに開放。社員が子連れで出社できるようにした。続く4月7日からの緊急事態宣言では、いち早くテレワークによる在宅勤務体制に移行。宣言が明けた後も、テレワークの体制は維持されている。

子供は小学校高学年ですから、家に置いとくこともできなくはないんですが、やはりキッズルームに連れてくると安心できました。在宅勤務もすぐに取り入れて、ずっと続けてくれているので、学校再開後も子供が学校から帰る時間に家にいられるのは助かっています。
在宅勤務のために仕事のやり方は、たいぶ変えざるを得ませんでしたけど、皆さん慣れてきて、部署内はうまく回っています。どうしても出社しなければならない仕事がある時だけ出社する感じで、仕事はスムースにこなせていますね。
塚野
うちの子もキッズルームのお世話になりましたけど、一斉休校の時は、考えなきゃいけないことがたくさんあったんですね。学校のこと、お迎えのこと、習い事をどうするかとか……。悩みが少しでも減ることが、精神的にありがたかったです。
もともと、イベントや社内の部活動が盛んな会社なんです。ちなみに私はバレー部の部長をしていますけど、そういったイベントや試合に子連れで参加する機会も多いんですね。だから子供のほうも、会社の人たちには違和感がなくて、顔見知りの大人が時々相手をしてくれるキッズルームは楽しかったみたいです。
在宅勤務のために部署内の仕事のやり方はかなり変えました 在宅勤務のために部署内の仕事のやり方はかなり変えました
イベントや社内の部活動が盛んな会社なんです。ちなみに私はバレー部の部長です イベントや社内の部活動が盛んな会社なんです。ちなみに私はバレー部の部長です

“ 自宅の近くで働きたかったんです ”

── 本社が東京・町田市という郊外に位置するためか、サンリツには自宅が比較的近い社員が多い。結婚、出産、育児とライフステージの影響を受けやすい女性社員にとって、自宅の近くで働くことは、ワークライフバランスを保つ大きな武器でもある。

高橋
元々は新聞業界で経理の仕事をしていました。でも、あまりにも忙しいので家庭との両立は難しく、結婚退職しました。それで、自宅の近くで仕事を探して、最初は経理の補助職社員として入社しました。補助職社員なので家庭との両立は問題なかったのですが、補助職社員でも業務はかなり任されるんです。自分で判断して処理する場面も多い。守備範囲も経理というには幅広いですし、こなしているうちに力が付いてきた感じです。
藤堂
私も、サンリツを選んだ理由のひとつは自宅から近かったからです。また、求人情報の「オフィスがきれいです」というコメントにも惹かれました(一同爆笑)。
実際のオフィスは“旧きよき昭和”といった印象でしたけれど……。
でも、技術者が多く、質実剛健な雰囲気が感じられるところは気に入っています。
入社してみて、社員を完全に仕事ベースで評価してくれるところ、定期的に社長との面談があるところなどはとても新鮮に感じました。社長との近さは、これまで勤めた会社では考えられません。社員ひとりひとりに目配りが利いていて、会社からひとりの人としての存在を認められながら仕事ができる環境だと思います。
驚いたのは、正社員登用の時です。入社時は補助職社員だったのですが、仕事にも少し慣れてきたところで「長く働きたい」という意思表示をしたところ、こういうステップアップの方法がありますよと提案され、正社員への道がひらけました。
技術者が多く質実剛健な雰囲気は気に入っています 技術者が多く質実剛健な雰囲気は気に入っています
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